ダークギャザリング卒業生花魁の能力は?正体や過去も紹介!

ダークギャザリング卒業生花魁の能力は?正体や過去も紹介! 漫画
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ダークギャザリング卒業生花魁の能力は?正体や過去も紹介!についてお伝えします。

花魁は、人気漫画『ダークギャザリング』のキャラクターで、3番目に登場する卒業生です。

卒業生たちは非常に強力な力を持っており、花魁も例外ではありません。

この記事では、花魁の能力について詳しく解説しています。

さらに、花魁の正体や卒業生クラスの力を手に入れるまでの悲しい過去も紹介しています。

是非最後までご覧ください。

他の卒業生については別の記事がありますので、こちらからご覧下さい。
「ダークギャザリング鬼軍曹の能力は?」
「ダークギャザリング大僧正とは?」

 

ダークギャザリング卒業生花魁の能力は?

花魁の能力は、自身が味わった過酷な経験を体感させる呪いを相手にかけるというものです。

この呪いは三段階に進化します。

 

花魁の能力1段階目魄啜(はくてい)

1段階目の呪いは、「魄啜」です。

炎の蝶を周囲に舞わせ、この蝶に触れた者は、生者・死者に関係なく命を吸い取られ、老化してしまいます。

花魁は、吸い取った命を自身の美しさや呪いの強さ、呪いの種類を強化・拡張するためのエネルギーとして利用します。

なので、相手がより強力であればあるほど、自身を強化でき、輝きを増すことができるのです。

ちなみに「魄啜」という一般的な単語はありませんでした。

漢字の「魄」の意味を調べたところ、陰陽道で人間の身体や肉体を「魄」と呼んでいます。

漢字の「啜」は飲み物をゆっくりと、小さな口で飲む様子を表現するとありました。

花魁という職業において、お酒の席で飲み物をゆっくりと、小さな口で飲むことは、洗練された女性としてのたしなみの一部です。

なので、「魄啜」は魂を啜(すす)るという意味で、花魁が啜ることを上手く表現した言葉になっています。

 

花魁の能力2段階目疫病

2段階目の呪いは「疫病(えきびょう)」です。

発動条件は、第1段階の「魄啜」で一定量のエネルギーが貯まることです。

花魁の血液を摂取するなどして体内に取り込んだ者は、花魁が生前に罹患していた病の症状が現れます。

これには全身にできる瘤、頭痛、発熱、嘔吐、意識の混濁などが含まれます。

これらの症状は、遊郭で働く者たちの間で流行った梅毒の主な症状です。

梅毒ってどんな病気だっだかな?

梅毒は、性感染症の一種であり、梅毒トレポネーマと呼ばれる細菌による感染が原因で発症します。

この病気は主に性的接触によって伝染し、性行為や共有した性器や口腔を介して広がります。

症状は病気の進行によって変わり1~3期に分けられます。

初期症状は性器や口唇などの粘膜部に発生する潰瘍です。

痛みはないため、この段階では気になる程度と思われます。

しかし、第3期の梅毒が未治療で進行した場合は、梅毒菌が体内のさまざまな組織や臓器に侵入し、慢性的な炎症や組織の破壊を引き起こします。

進行した梅毒の症状が、花魁の呪いで発現する症状になっていますね。

 

花魁の能力3段階目炎上楼閣(えんじょうろうかく)

3段階目の呪いは「炎上楼閣(えんじょうろうかく)」です。

これは花魁の呪いの最終段階であり、相手を焼き尽くす呪いです。

発動条件は、ある程度の命を啜った後、花魁が憑いていた鏡に「本人の醜くなった姿を映し見せる」ことです。

通常、花魁自身ですら自由に発動することはできません。

追い詰められて醜くなった自身の姿を「手鏡」で見せることで過去がフラッシュバックし、この能力が発動するのです。

漫画では遠くから夜宵ちゃんが紐でズルズル引っ張って来て、花魁の横まで持って来ていました。

そこからは、半径数mに及ぶ「炎の郭」が展開され、相手はその灼熱の牢獄に幽閉されます。

炎から生まれた蝶が対象者にとまると魂が啜られ、それを燃料に脱出困難な環境で苦しみ続けながら燃えます。

そして、相手の命を完全に消すまで燃やし尽くすのです。

炎上楼閣の対象者は、エネルギーが消耗し果て成仏するか、花魁が封印されるまで絶え間ない苦しみを感じながら燃え続ける炎によって焼かれ続けることになります。

さらに、花魁は炎から生じる煙を吸い込むことで魂を糧にして回復することが可能となっています。

ボロボロだった花魁でしたが、対象者が燃えることで、綺麗な美貌を取り戻しました。

永久機関で回復できて、最強ですね。

 

ダークギャザリング卒業生花魁の正体や過去も紹介!


とんでもない強さを持った花魁の正体や過去を解説していきます。

 

卒業生・花魁の基本情報

名前:魄啜繚乱弟切花魁(はくていりょうらんおとぎりおいらん)
封印されている形代:狐
解放する時の口上:「煌めいて~」
攻撃相性:老若男女分け隔てなくドツき倒せる

夜宵と会ったのは、フリーマーケットが始まりです。

そのフリーマーケットでは、「持ち主が老化する」という噂の立つ手鏡が、恐れられる存在としてわずか100円で売られていました。

最初は、手鏡に宿るのはありふれた女性の霊だと思っていました。

しかし、夜宵がその手鏡を自身の悪霊コレクションに加えたことで、すべてが変わります。

1カ月後、手鏡はコレクションの悪霊の魂をすべて取り込み、「魄啜繚乱弟切花魁」として卒業生へと変貌したのです。

この美しく輝く花魁は、戦闘の末に夜宵たちに襲いかかり、強大な怨念を持ちながら再封印を頑として拒みます。

それほどまでの、執念深く強大な怨念とは一体何なのでしょうか?

過去に何があったか見ていきましょう。

 

遊女になった経緯

花魁は、貧しい家族のため遊女となりました。

生まれつきの美しさを持ち、その美貌を通じて家族を支える手段を見いだしました。

美しさは彼女にとって、家族を救うための力であり、自己存在の証明だったのです。

そのため、自身の美しさを保つことに執着しました。

悪霊となってからも、美しさへの追求は止まりません。

悪霊として容赦なく他者の命を奪うのは、その根底には美しさへの探求心が息づいているのです。

 

紅の裏切りと毒

かつては成功を収め、身請け話まで進んでいた花魁。

しかし、若き遊女である紅(くれない)の裏切りによって毒を盛られてしまいます。

その毒はトリカブトで、気づかぬまま酒の席で飲み物に混入され、毒を摂取したのです。

毒よって神経障害が引き起こされ、花魁の表情は歪み、不美な姿となってしまいます。

身請けを申し出ていた相手からは「醜女(しこめ)」と侮辱され、ボコボコに殴られました。

見請けのために大金を払ったとたん、見請けした人も毒を飲ん殺されそうになったため、勘違いしたのでした。

 

 

その症状を治療するため、当時江戸で万能薬と言われた水銀を沸騰させて発生する煙を吸引する方法を試します。

しかしその治療法は、結果的に花魁を死へと招いていったのです。

最期には、歯や髪が抜け落ちて、容姿も見る影もなくなっていました。

 

花魁の復讐

花魁は毒を盛られ、醜い姿に変わり、身請け話も破綻してしまいました。

後に、花魁の代わりに見請け話に浮上したのは、毒を盛った紅です。

彼女は昔から自分が最も美しく、一番であると信じており、花魁の存在に対して屈辱を感じていました。

花魁を邪魔だと感じ、彼女が醜くなる様子を見ることが最高に楽しいと思っていたのです。

花魁はそんな紅の本心を知り、恨みを抱きます。

紅に油をかけ、業火によって焼き殺し、そして自らもその炎に身を投じて死亡しました。

鏡の呪い

花魁は死の直前、手鏡に映る自身の醜い顔を見ました。

この手鏡はかつて紅が彼女を訪ねた際に贈ったものでした。

当初は、「自身の美しさを保つように」と気持ちを込めて、花魁が紅に渡したものです。

しかしながら皮肉にも、この手鏡に映ったのは、紅に人生をめちゃくちゃにされ、自慢の美貌も奪われた、花魁が受け入れがたいほどの醜い姿でした。

花魁は自身の醜さを映し出す手鏡に対して恨みを抱き、その鏡に何らかの形で取り憑いたのです。

この鏡は彼女の醜い姿を象徴し、運命と結びついた呪いとして物語に重要な役割を果たしています。

自分に非がないだけに、裏切られたことによるショックは大きいですね。

花魁が悪霊になるのも、わかる気がします。

 

魄啜繚乱弟切花魁の名前の由来

・「魄啜(はくすい)」:「魄啜」は、魂を啜るという意味でした。

・「繚乱(りょうらん)」:「繚乱」は、混乱や乱れを表す言葉です。

花魁の存在や力が、周囲に騒乱や混乱をもたらすことを暗示していそうです。

・「弟切(おとぎり)」:「弟切」は、敵を素早く斬り捨てる剣術の技法を意味します。

花魁の戦闘能力や攻撃性の高さを表現していると考えられます。

また、この言葉は「弟切草(オトギリソウ)」という花を指しています。

弟切草は見た目は小さく可憐ですが、水田や湿地の水の流れを阻害する可能性があるため、農作物や生態系に影響を与える雑草として扱われています。

この花の花言葉には「恨み」「秘密」「迷信」「盲信」「敵意」といったネガティブな意味が込められています。

「弟切花魁」は遊女時代の名前です。

雑草のような強い意志で、家族を助けるという使命を背負って花魁となったのかもしれません。

悪霊となってからは「魄啜繚乱弟切花魁」です。

制御の難しい力を持ち、執念深い怨念を抱きながら相手を迅速かつ容赦なく殺す花魁の存在を表現しているように思われます。

家族を助けるはずが恨みの込もった名前に変わってしまい、何とも皮肉ですよね。

 

まとめ

ダークギャザリング卒業生花魁の能力は?正体や過去も紹介!についてお伝えしました。

卒業生花魁の能力は3段階あります。

1段階目:魄啜(はくてい)は命を吸い取る呪いです。
2段階目:疫病(えきびょう)は梅毒末期の症状を体現させます。
3段階目炎上楼閣(えんじょうろうかく)は、相手を焼き尽くす呪いです。

花魁は美しい女性で、家族を救うために遊女となりました。

しかし、紅に毒を盛られて醜く変わり、最期は鏡に映る不美な自分の姿を見ながら無念の死を遂げ悪霊となりました。

花魁の正体は家族思いで、同僚思いの心の優しい女性だったのです。

悪霊となってからも、強大な怨念により卒業生と変貌した花魁。

今後、花魁がどのように活躍し、成仏する日が来るのか、物語の進展が楽しみですね。

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