夫婦が壊れるときの日本と韓国の違いはどこ?ドラマの結末もそれぞれ紹介!

夫婦が壊れるときの日本と韓国の違いはどこ?ドラマの結末もそれぞれ紹介! ドラマ
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夫婦が壊れるときの日本と韓国の違いはどこ?ドラマの結末もそれぞれ紹介!についてお伝えします。

「夫婦が壊れると」」は、金曜深夜に放送されたドラマです。

このドラマはの原作は2015年と2017年にイギリスで放送され、多くの賞を獲得した「ジョイフォスター夫の情事、私の決断」です。

その後、2020年には韓国で「夫婦の世界」というリメイク版も制作され、名作たちを抑え、韓国のケーブルドラマ市場で最高視聴率28.4%を記録しています。

そんな大ヒットドラマの日本版は、原作におおむね忠実に作られていると言われていますが、日本版と韓国版ではどんな描写の違いがあるのでしょうか。

この記事では、日本版と韓国版の違い、そしてラストの違いも紹介していきます。

日本版と韓国版のどちらを先に見ようか迷っている。

日本版は見たけど、韓国版を見るべきか迷っているという人の参考になると思います。

ただし、ネタバレも含んでいますので、知りたくない人は注意して下さい。

それでは、夫婦が壊れるときの日本と韓国の違いはどこ?ドラマの結末もそれぞれ紹介!をご覧下さい。

 

夫婦が壊れるときの日本と韓国の違いはどこ?

日本版は1回30分で全13回です。

韓国版は75~80分で全32話です。

1回の放送時間も話数も違うことで、日本版では圧倒的に登場人物が少ないです。

また、韓国版は夫婦の喧嘩が激しく、カーチェイスや流血する激しい取っ組み合いの喧嘩もありました。

日本は深夜枠なので、制作費も少なかったのではないでしょうか。

カーチェイスは1回だけでした。

この他、設定にはどんな違いがあるのか日本版と韓国版の違いをまとめてみました。

・不倫相手の職業が違う
・夫の同級生の妻の設定が違う
・息子・凪の趣味が違う
・同僚のマ先生
・弁護士の出会い方が違う
・DV男の結末
・息子が浮気の証拠を記録したもの
・ネットで誹謗中傷した人物
・離婚後の話
・キム先生の登場

 

不倫相手の職業が違う

日本版では、不倫相手の佐倉理央の職業は料理講師見習いですが、韓国版の不倫相手ダギョンはピラティスインストラクターでした。

不倫のきっかけとなる出会いの描写はなく、キャストの紹介に書いてありました。

佐倉理央が料理監修の手伝いをするために撮影現場に行った時、偶然にも昂太と出会い、お互いに引かれるようになったようです。

韓国版は、不倫のきっかけとなる出会いは描写されていませんでした。

夫の同級生の妻

韓国版は、お隣さんの会計士の奥さんは趣味で近所の子供にピアノを教える専業主婦でした。

日本版は自宅で絵画教室を開いています。

こちらの家庭も夫の不倫で、夫婦の間に亀裂が入ります。

日本版は離婚しませんが、韓国版は離婚しようとし、離婚を踏みとどまり、最終的に離婚するというすったもんだが繰り広げられます。

放送時間が短い日本版は、夫の不倫への怒りをキャンバスにぶつけることで、妻の心理を上手に描いていました。

なので、ピアノではなく絵画教室という設定にわざわざ変えたのではないでしょうか。

息子・凪の趣味が違う

不倫してることを確信しても夫に知らせず、ずっと前から息子が楽しみにしていた約束のキャンプに行かせます。

日本版はサッカーキャンプですが、韓国版は野球キャンプでした。

韓国版では夫婦離婚後、息子のジュニョンに父親との再会を促すきっかけに野球バットのプレゼントと、有名野球選手のサインをすることを約束し、ホームパーティーに招待していました。

そして、ジュニョンは母親に内緒でホームパーティに参加しサイン入りのバットをプレゼントしてもらうのでした。

韓国版は放送時間が長いため、細かい設定が生きてくる場面がありますね。

野球バットのプレゼントに惹かれ、ジュニョンが不倫した父親の所に行くのか行かないのか、ドキドキしましたね。

 

同僚のマ先生

韓国版は同僚にマ先生がいます。

一緒に住んでいた恋人が癌で他界した後、喪失感を紛らわすためアルコール依存症になりました。

腕は確かですが、勤務前にも飲酒するマ先生を副院長のソヌが解雇したのです。

解雇されたことを一時は逆恨みしていたマ先生ですが、立ち直り、離婚でゴタつき心身喪失するソヌを何度もなぐさめたのはマ先生でした。

青髭濃いマ先生が、ここまで優しくソヌを心配するのは意外な展開でしたね。

放送時間の長い韓国版は、マ先生の登場回数も多くソヌとの関わりも多かったです。

日本版では、そのマ先生のように陽子に寄り添う医者役として大庭を設定しています。

大庭は、昂太の母・由紀が入院する「やすらぎの丘」の病院長です。

昂太は浮気相手と会っていた言い訳に、母の見舞いにちょくちょく行っていたと嘘をつきます。

しかし、大庭は「母親の容態が悪いから息子の昂太に頻回に顔を出すように」と陽子に助言します。

この一言で昂太が母親の面会に行っておらず、浮気が決定的になったので、日本版の大庭の役割は大きかったですね。

また、離婚後医師を続けるかどうか迷っていた陽子に「天職だ」と励まし、助言したのも大庭でした。

昂太の母の主治医と、同僚のマ先生を同一人物にして、話をコンパクトにまとめていますね。

 

弁護士の出会い方

離婚手続きをする弁護士との出会いが違います。

韓国版はソヌが離婚をするため弁護士を自ら探しました。

日本版は陽子の患者として出会い、その後バーで再会します。

そこで、弁護士神崎は手術の難しい脳腫瘍を患っていること、妊娠6カ月の妻がいること、妻に打ち明けてないことを話しています。

陽子は浮気された夫に言っているかのように「嘘が一番良くない、打ち明けるべきだ」と諭します。

その後、自身の離婚調停に神崎を弁護士として雇っていました。

陽子と関わる人の設定がきちんとされているのは、さすが日本ですね。

 

DV男の結末

日本版のDV彼氏は、死にません。

彼女にDVをしていたことで、逮捕され、警察署に連行されていました。

韓国版のDV彼氏は、DV被害者の彼女に別れを告げられ最終的に自殺します。

この、DV彼氏は離婚後テオからチヌを脅すように雇われてお金のトラブルを引き起こしたり、彼女を不倫夫テオの尾行に雇ったことをネタにチヌに脅しをかけるなど、重要な嫌われ役を果たしていました。

不倫夫とは違った形のダメンズに、本当にハラハラしました。

 

息子が浮気の証拠を記録したもの

日本版では凪のスマホの動画に、父親と不倫相手のキスシーンが撮影されており、何気にスマホを見た陽子に浮気現場と凪が不倫を知っていることがバレたのでした。
韓国版はジュニョンが撮影したデジカメに父親と不倫相手のキスシーンが撮影されており、会場でSDカードを捨てたものを、患者のハ・ドンシクが拾って、患者としてチヌの診察を受けた後SDカードを渡すのでした。

急に患者のハが登場し、SDカードを渡す設定は急すぎて少し違和感ありました。

 

ネットで誹謗中傷した人物

病院のネットに主人公の誹謗中傷が投稿されます。

日本版は同級生の妻の朋美が、陽子と夫の基樹が体の関係があったことを恨んで書き込みをしていました。

陽子が昂太の浮気をバラした食事会は、この後の出来事になります。

韓国版は不倫相手のダギョンの母親が、娘の不倫と妊娠を食事会でソヌに暴露され、逆恨みで書き込みしたのでした。

 

離婚後の話

日本版では離婚後の話は最終話の終盤で少し話がされているだけです。
韓国版は、離婚後に巻き起こった様々な問題が描かれています。
息子ジュニョンの奪い合い、テオによる元妻チヌへのストーカー行為、離婚によって心を乱し荒れるジュニョン、家庭サラン病院の副院長の座を追いやられるチヌなどです。
また、コサンの裕福な家庭の妻で結成された「コサン女友会」という組織があり、女の噂話から敵味方が見え隠れする、緊迫した集まりもありました。

キム先生の登場

韓国版では離婚後、退職したマ先生の代わりにキム先生がきます。

マ先生は家庭医学科専門医(内科)でキム先生は精神科医。

代わりは務まらないと思ってしまう無理やり感のある設定でした。

キム先生は、一時、不倫相手ダギョンの父親に雇われているように、チヌを尾行していました。

しかし、最終的には本心で離婚後のチヌを心配し、仕事のできるチヌを好きになっていました。

日本版は離婚後の描写がないので、キム先生のような存在の人物は登場しません。

夫婦が壊れるときのドラマの結末もそれぞれ紹介!

『夫婦の壊れるとき』の日本版と『夫婦の世界の』韓国版、それぞれのラストをまとめてみました。

 

夫婦の壊れるときのラスト(日本版)

子供の親権のため、夫・昂太が陽子の条件で離婚することに反対します。

離婚について、思い出の海で息子の凪に話をする陽子でしたが、凪は離婚に反対し、父親が自分を育てたことを主張します。

陽子は息子の言葉に傷付き、車のトランクから医療用ハサミを取り出し、見つからないように背中に隠し息子に近づきます。

場面は変わり、自宅で陽子と昂太が口論になります。

陽子は手をケガし、血のにじんだ包帯を巻いていました。

ポケットから髪の毛を出し、昂太に見せ、まるで息子の凪を傷つけたような演出をし、昂太を逆上させます。

実際、凪は怪我もしておらず元気でした。

その演出を勘違いした昂太は逆上し、陽子をぶん投げ、家具に頭をぶつけ意識もうろうとなります。

その後、凪が現場にやって来て、血を流す母を見て昂太を軽蔑します。

夫の同級生の妻・朋美が来て、救急車を呼びます。

陽子の策略にはまり暴力をふるったことで昂太は警察に連行されあっさり条件を飲む形で、離婚が成立するのでした。

家も財産も親権も手に入れ、医者として仕事も続けることになり、すんなり母と息子2人のハッピーエンドで終わっています。

離婚後の昂太と理央の様子は、荷物を持って去っていく場面から見て、陽子の勝利がはっきりとした結末となりました。

離婚までの話は韓国版の7話までです。

もしかしたら、続編もあるのかな。

 

 

夫婦の世界のラスト(韓国版)

韓国版は、離婚成立後にも様々な問題が出てきます。

親権問題、元夫テオによる元妻チヌへの未練タラタラのストーカー行為、元夫テオとの関係に揺れるチヌ、息子ジュニョンの非行問題、DV彼氏を持つ患者との関わりなど。

日本版のように離婚後は、あっさりハッピーエンドとは行かなかったようです。

たくさん違いがあるので日本版と比較できる、おおまかな事柄の結末だけ紹介します。

離婚成立後、夫のテオは不倫相手ダギョンとコサンを離れます。

しかし、手掛けた映画が大ヒットし2年後、大腕を振ってコサンに帰ってきます。

息子ジュニョンは母チヌとの関係に失望し、一旦は父のテオと暮らし始めます。

生きがいの息子に嫌われたことで、生きる気力も失ったチヌでしたが、ジュニョンは不倫相手ダギョンとの関係の溝を埋めることができず、それに憤慨した父テオに平手打ちされ、チヌとの関係を復活させます。

テオは元妻チヌと離婚後の体の関係を持ったことで、妻のダギョンから不信感を抱かれ、最終的には離婚し会社も奪われます。

すべてに見放されたテオはチヌに復縁を求めますが断られます。

また、そんな父親を見て息子にも呆れられます。

自身に失望したテオはトラックの前に飛び出し死のうとしますが、無事でした。

死のうとした父テオ、無事だった父テオを抱きしめて泣き叫ぶ母チヌを見て、ジュニョンは心底呆れ果て、スマホを捨てて走り出します。

そして、チヌの前から姿を消したのでした。

ジュニョンがいなくなって、チヌとテオもそれぞれの道を歩みます。

1年後、場面は自宅です。

玄関のドアが開き、うっすらと映る人影をみてチヌは涙したのでした。

人影が誰かははっきり写し出されてなかったですが、チヌの号泣ぶりからすればジュニョンに間違いなさそうです。

 

まとめ

夫婦が壊れるときの日本と韓国の違いはどこ?ドラマの結末もそれぞれ紹介!についてお伝えしました。

日本版は放送時間が短いので、ストーリーの短縮と登場人物の縮小がみられました。

離婚するまでのストーリーを中心に、夫婦の泥沼が描かれていました。

韓国版は放送時間が長い分、離婚してからの泥沼劇が長く、登場人物も多かったです。

カーチェイスや、喧嘩の迫力もすごいので、韓国版を見てから日本版を見ると物足りなさがありました。

2つのドラマが気になった方は、日本版から視聴することをおすすめします。

どちらを先に見ても、不倫夫のクズっぷりは変わりませんが(笑)。

以上、夫婦が壊れるときの日本と韓国の違いはどこ?ドラマの結末もそれぞれ紹介!をお届けしました。

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